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高床式構法は、ほとんどの柱を通し柱の柱勝ち(梁に対して柱が勝つように)にしていますので、今までの在来軸組住宅では、構造的に弱くなりがちで納まりも複雑であった、床の高い住宅(高床式の家)や3階建てなどの住宅が、比較的容易に作れます。
家の床を上げて高床にした場合、床下の通風が良くなることはもちろん、大きな収納空間が生まれます。 1.4メートル以下(建築基準法上の居室以外)の高さであれば、2階建て住宅でも多用途の空間として活用することが可能です。又、床下からの検査が容易なので、お風呂や台所などの配管に問題が生じたときも簡単に修理が出来るので、メンテナンスが良くなり、長い間安心して生活することも出来るようになります。
3階建てを建設することが出来る地域の場合は、従来の木造3階建てよりも充分な強度を持った住宅を建設することが出来ます。
これまで難しいとされてきたスキップ(床レベルに段差がある)構造の住宅も、柱勝ちの
高床式構法なら容易に設計、施工することが可能です。
高床式構法では、3階建てのみに限らず、一般 の2階建て住宅でも構造計算を行って安全性を確認しており、必要な場合は「住宅性能評価による構造の安全性能評価(最高等級3)」を取ることも可能です。
又、オリジナルに開発された柱と梁の高耐力接合金物(TSAホルダー)は、柱に保持力の高い特殊ネジで固定されているので、他の接合金物などで用いられてるボルト止めの金物と違って、柱に大きな穴を孔けることがなく、柱の強度を損なうことがありません(断面 欠損がない)。更に、内部の壁を支える柱(管柱)の上下固定用の接合金物(TSAジョイント)は、後付けや、取り外しができるので、間仕切り壁の交換が可能で、将来の模様替えも容易に行えます。

TSA金物